適切 避難 必要

命を守る避難

適切な避難のための知識

 

大雨や台風などで、重大な自然災害が発生する可能性が高まると、自治体から「避難勧告」や「避難指示」が出されます。
では、皆さんが直ぐに思い浮かぶ「避難」とはどんな行動なのでしょうか?避難にはこの2つがあります。災害が発生した
ら必要な避難するのはもちろんのこと、日頃からの備えを十分にしておき、安全で速やかで適切な避難をしましょう。

 

防災マップの入手

 

お住まいの自治体に問い合わせて、防災マップだけは確実に入手しておきましょう。インターネットでダウンロードもできる
自治体もあるようなので、必ず一人一枚、防災セットに入れておきましょう。避難場所や避難所のほか、食料や防災グッズが
備蓄してある場所や、公用消火器の設置場所などが記載されている自治体もあります。

 

防災マップ

 

水平避難

 

自宅や学校、職場などの、今いる場所を離れて他の場所へ移動する避難です。近くの公園や学校、公民館、体育館などの
施設が避難場所や避難所に指定されていますので、事前に確認しておきましょう。

 

水平避難が必要な災害

 

土砂崩れや地すべり、竜巻など、その場にいては命が危険に晒される災害のほか、豪雨や台風の際にも優先して行われる避難
ですが、今までの被災者の20%しか、最初に水平避難への行動を執っていないことが分かりました。 自然災害ではありません
が、火災や原子力災害も水平避難が必要な災害です。

 

 

垂直避難

 

自宅や学校、職場などで、建物の2階以上の高さに上がって災害から身を守る避難です。できるだけ高い所に移動して、救助
を待ちましょう。その間は、ベランダに出たり、建物に人がいることを外に知らせる手段を講じましょう。場所を移動してい
なくても、飲料水や食料の確保は必要です。

 

垂直避難が必要な災害

 

洪水、高潮など、水に関する災害は垂直避難が必要です。多くは水平避難に間に合わなかった場合が垂直避難になる可能性
が高くなりますが、被災者の67%が、まずこの垂直避難への行動を執っていることが分かりました。しかし、災害の状況に
よっては垂直避難の方が安全であることから、適切な状況判断が必要となります。自宅や学校、職場という日常生活の場で
の避難となりますが、水が引くまでに時間を要する場合があるので、避難が数日に及ぶ可能性を考えて準備が必要です。

 

 

本当に適した避難とは

 

多くの方の頭の中は、垂直避難は逃げ遅れた時の事前の策というイメージがあるようです。報道などで、「逃げ遅れた時は
2階以上の安全な場所で・・・」などと言っていることから、その様なイメージが定着したのでしょう。しかし、今までの
災害を見てみると、本当に必要な避難は水平避難と垂直避難を併せたものであることが分かります。

 

例えば、地震発生後に津波が襲って来た場合、高台や津波タワーに避難する行為、大雨が降った時に、河川や溜池から離れ
て水面より高い場所や、流れから離れた場所に避難する行為は、まさに2つを併せた複合型の非難です。災害発生前の早い
段階から情報を入手して早く行動を開始すれば、より安全に複合型の避難を開始することができます。慌てず騒がず行動で
きる点でも、安全性が高いと言えるでしょう。

 

今までに災害からの避難を経験した方の31%が、風雨が強くなったり道路が冠水するなどの危険な状況になってから避難行
動を開始したとの調査結果が出ており、さらにその中の60%が、すでに道路が川のようになっていたと答えています。しか
し、巨大地震の様に突然襲ってくる自然災害もあれば、深夜に発生する自然災害もあります。例えば、夜中の豪雨で突然に
河川の水位が上がり始め、付近の道路が川の様な激しい流れになった中での水平避難がより安全かの判断が必要です。

 

 

災害に応じた、命を守るための適切な避難とは、時と場合に応じた避難ということです。

 

しかし、どんな避難をするにしても、日頃の備えが命の危険から身を守るリスク回避に大きく影響すると言えます。

 

                         ※調査結果の数字は、2018年 7月 6日 NHKニュースより

 

 

避難方法

 

 

ディフェンドフューチャーは避難を開始するまでの時間を短縮し、
避難完了後の皆さんの命を守ります。

 

 

 

ディフィンドフューチャー

避難所の運営

避難が必要な災害が発生したので、防災セットを持って避難所へ避難を開始します。でも、避難所って誰が設置して誰が運営
してくれているのか知っていますか?避難所に行っても門や鍵が閉まっていたら?待っていても誰も来なかったら?貴方はど
うしますか?

 

避難所は誰が開ける?

 

避難所は多くの自治体では、地域の学校や公民館などに設定してあります。そう、「設定」されてるだけで常時「設置」され
たり、「開設」されているわけではありません。では、この避難所って誰が開設するのでしょうか?答えは「決められた人」
です。自治体では、各避難所毎にその場所の近くの住民の方20名ほどに避難所の開設を委託しています。委託を受けている
住民は、指定場所に到着したら門を開け、建物のドアを開けるなどしてマニュアルに従って人を受け入れる準備をします。

 

 

全員で協力する

 

避難所の開設を委託されている人たちも、皆さんと同じく被災者です。中には避難所に来ることが出来なかったり、来ても
怪我をしている場合もあるかも知れません。そこで、避難所開設の作業は先に到着した皆さんでお手伝いしながら、迅速に
進めましょう。やることはたくさんあります。ボーイスカウトやガールスカウトの経験者、建設業や機械・電気設備の業種、
医療・福祉関係の業種に従事されている方などもいらっしゃるので、役割分担はお仕事も考慮して行うとスムーズです。

 

 

点検する。

 

体育館や教室など、避難生活に使用する設備を点検しましょう。天井が落ちていたり窓ガラスが割れていたりすると、危険
であったり寒かったりするので使えないことになります。またトイレなどの点検も必要です。

 

制限する

 

避難所には職員室や事務室など、一般の人が立ち入ってはいけない場所があります。その様な場所の入り口には立ち入り禁止
のための処置をします。

 

準備する

 

指定避難所には、食料や飲料水、毛布、発電機などが用意されている所があります。手押しポンプやマンホールトイレなども
格納されていれば、それらの準備や設置も協力して行います。特に機械・器具類の扱いは、日頃のお仕事で作業慣れしている
人が主導して行うとスムースです。また、マットや毛布、飲料水や食料の配布も皆さんで手分けしましょう。

 

 

避難所は変わる

 

自治地の防災マップを見て、「避難所はココ」と自分で思い込んでいませんか?実は避難所はいつも同じではありません。
例えば、地震と水害では避難所が違うことが良くあります。ココが避難所だと思っていた近くの小学校が、河川の近くだっ
たり、標高が低い場所だと大雨時の避難所ではなく、また山の近くだと地震の際の避難所ではないかも知れません。単純に
「避難所」ではなく、災害の種類に応じた避難所を確認しておく必要があります。

 

災害種別マーク

 

上の図は、JIS Z8210で定められた災害種別一般図記号で、災害の種別を分かり易く皆さんに伝えています。
実際の運用は下図の様に行われますので、それぞれの災害に対応した避難所を頭に入れておくことが大切です。

 

災害種別マーク使用例

 

 

訓練が必要

 

これらの避難所開設作業は、めったに経験しない、いやできれば一生に1回も経験したくないことです。しかし、万が一の時
には速やかに確実に行わなければなりません。実際の作業から避難者の受け入れ、自治体への報告など、訓練しておかなけれ
ば、いざという時には絶対にできません。最低年に1回は避難所開設の訓練や、避難訓練を実施して、その際に発電機や照明
器具の点検も実施しましょう。

 

 

避難所開設作業

 

 

避難時の安全対策

重大な災害が発生した、あるいは発生する恐れがある時は、自治体の指示・命令に従ったり、自主的であったり、
早めに避難することが求められます。しかし、避難場所や避難所へ到着するまでの間に遭遇する危険からも身を
守る必要がありますので、安全確保のために正しい備えをしておく必要があります。

 

 

スピード

 

避難は早いほど安全にできます。行動を起すことも早い方が安全ですが、行動を開始した後も、素早く完了させる必要が
あります。こんな時のために、予め避難場所や避難所の場所を確認し、家族と落ち合う場所を決めておきましょう。また、
素早い行動のために、貴重品はまとめておき、防災セットも準備しておきましょう。

 

 

服装・装備

 

避難の最中は強い風雨に晒されたり、瓦礫などや飛散するなどの危険な状況に置かれることがあります。避難する際の服装
は、長袖・長ズボンを基本としますが、緊急の場合はそのまま避難します。そのためにも、避難情報を得たら早く行動を起
してください。また、頭部を守るためのヘルメットを被ることが望ましく、小さなお子様は防災頭巾などで頭部を守ります。

 

避難場所や避難所へ到着するまでの間は、危険を避けるために両手を開けておくことが必要で、そのためには持ち出した荷物
は手提げバッグではなく、リュックに入れておくことが大切です。夜間に避難する時も、懐中電灯ではなく、できれば頭部に
装着するライトが望ましいです。

 

 

避難時の服装

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

持ち物

 

避難場所で最低3日間生活できるだけの飲料水や食料は、自分で持ち込みます。防災セットを購入しておけば、ほとんど
の避難生活に対応できます。その他個人の貴重品などは、この防災セットと一緒にリュックに入れておくと良いでしょう。
預貯金の通帳や健康保険証などは、防水パックに入れておく方が安心です。一部の自治体では、避難所へ入る際に食料と
毛布の持込を求めている場合もありますので、車で避難する際には毛布も搭載すると良いでしょう。

 

持参品

 

 

経路

 

今、皆さんがいる場所から安全な場所へ避難する際の経路にも、危険が潜んでいます。倒れやすい家屋や河川や崖の傍、地盤
が低くなっている箇所などです。また、途中では電柱が倒れたり、切れた電線が垂れ下がったまま、送電が継続している場合
もあります。狭い道路に自動車が放置されていたり、自動販売機が倒れている場合には、通行ができなくなることもあります。
避難所までの最短距離であっても、商店街は障害物が多くなる可能性があります。

 

避難所までの経路は、できるだけ安全だと思われる複数のパターンを想定しておきましょう。また、途中に一人暮らしの方や、
一人での避難が困難な方がいらっしゃいましたら、近所で声をかけてお手伝いし、一緒に避難しましょう。自治体や自治会に
よっては、担当を決めているところもあります。

 

ハザードマップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディフィンドフューチャー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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